おうちで毎日活躍する洗濯機ですが、その反面、内部の見えない箇所は汚れやカビの温床になりがちです。
しかし、自宅でクリーニングを行おうとしても、市販の洗濯機クリーナーでは汚れの除去に限界があります。また、乾燥機能付きの場合は内部にホコリも蓄積しやすく、クリーナーでは取り除けません。
特に、ドラム式洗濯機だと高機能な分、構造が複雑で家庭ですみずみまで清掃することは困難です。

おうちでのクリーニングに限界を感じたら、プロのハウスクリーニング業者へ、ドラム式洗濯機の分解洗浄を依頼してみるのはいかがでしょう？
分解洗浄は、クリーナーによる清掃とは異なり、汚れの溜まりやすい洗濯槽の裏側まで徹底的に清掃してくれます。

今回はドラム式洗濯機の分解洗浄について、普通のクリーニングとの違いや、メリット・デメリットをご紹介します。

ドラム式洗濯機を分解洗浄で徹底クリーニング

まずは、ドラム式洗濯機を分解洗浄するときの、通常のクリーニングとの違いやメリット・デメリットをご紹介します。

普通の洗濯機クリーニングとの違い

分解洗浄と通常のクリーニングとの違いは、何といってもその洗浄力の高さです。
通常の洗濯機クリーニングでは、市販のクリーナーで手軽に行える一方、内部の汚れやカビの除去には限界があります。また、乾燥機能の低下につながるホコリは洗濯機クリーナーで取り除けないため、内部に蓄積されたままです。

しかし分解洗浄であれば、プロの業者に依頼するため費用は掛かるものの、内部のカビや汚れを徹底的に清掃してくれます。
奥に潜んでいたホコリもキレイに除去できるので、乾燥機能が回復できる可能性も。

もちろん、ご家庭でのクリーニングでも、ある程度効果はあります。
ご家庭でこまめにクリーニングすることで、汚れの蓄積を最低限に留め、専門業者への依頼回数を減らせばコスト削減にもつながります。
洗濯機クリーナーでのクリーニングは月一回ほど行い、年一回ほどプロによる分解洗浄を行えば、洗濯機のキレイを長持ちできるでしょう。

分解洗浄するメリット・デメリット

ドラム式洗濯機を分解洗浄するメリット・デメリットには次のようなものがあります。

【メリット】

ドラム式洗濯機を分解洗浄するメリットは多岐にわたりますが、今回は代表的な3点をご紹介します。

• 洗濯物に洗濯槽の汚れ（黒いカス）がつかなくなる。

長期間使用している洗濯機だと、洗濯槽内に溜まった汚れにカビが繁殖し、黒いカスになって洗濯物についてしまうことがあります。
この汚れは、意外なことに洗濯用洗剤が原因となっていることが多く、家庭用の洗濯機クリーナーでは除去しきれないことが大半です。

分解洗浄であれば、原因となる汚れ自体を徹底的に除去できるので、洗濯物に黒いカスのつくストレスから解放されます。

• 生乾き臭の原因となる洗濯槽のカビや汚れを除去できる。

同じく洗濯槽のカビや雑菌が原因で、洗濯した衣類から生乾きの臭いがすることがあります。カビは湿気を好むため、梅雨時には部屋中が生乾き臭になってしまうことも。衣類自体に雑菌が繁殖しているケースもありますが、新しく買った服まで洗濯後に臭うのであれば、原因は洗濯槽にありそうです。

こちらも洗濯機を分解洗浄することで、根本原因を除去でき、お部屋が生乾き臭でいっぱいになる悩みを解決してくれるでしょう。

• 洗浄力・乾燥機能が復旧する。

最後は洗浄力・乾燥機能の復旧です。
洗濯機を長く使っていると、衣類の汚れが落ちにくくなったり、乾燥が不十分のまま終了してしまったりすることがあります。また、ひどいと洗濯をするたびに、洗濯機から異音がすることも。
これは洗濯機内の部品にカビやホコリが溜まり、機器の動きが鈍ってしまうことが原因です。

分解洗浄をして部品に絡みついたカビやホコリを除去すると、部品がスムーズに動き、洗浄力や乾燥機能の復旧・異音の解消が見込めます。

ただし十年以上使用した洗濯機だと、原因は汚れではなくサビや故障の可能性があり、クリーニングでは復旧できない場合もあります。
気になる症状があれば、早めにプロの診断やメンテナンスを受けましょう。

 

【デメリット】
デメリットを強いてあげるとすれば、通常のクリーニングより費用がかかる点です。
料金の目安詳細は後述しますが、ドラム式洗濯機の分解洗浄は2.5万円～4万円程度かかります。
また、業者によっては対応機種が限られ、特殊な性能をもつ洗濯機はクリーニングを断られてしまうケースも。

しかし、乾燥機能の復旧や臭い・汚れの徹底除去など、料金に見合った成果を得られるのが分解洗浄の特長です。
予算の都合もあるでしょうが、せっかくプロの業者へクリーニングを依頼するのであれば、徹底的にキレイにできる分解洗浄を検討してみましょう。

ドラム式洗濯機を分解洗浄する費用相場は？

ドラム式洗濯機を分解洗浄する場合、洗濯機の形状やメーカーにもよりますが、費用相場はおよそ次のとおりです。

• ドラム式：2.5万円～4万円程度
• 縦型：1万円～2万円程度

オプションとして、排水溝の掃除や除菌・防カビコートなどが別途選べる場合もあります。

ただし費用が安すぎる業者だと「分解洗浄」とはいっても、実際は部分的な分解しか行わず、内部の汚れやホコリは放置されてしまうケースがあります。
そうすると、せっかくお金をかけてクリーニングしたにもかかわらず、満足のいく結果が得られません。

クリーニング業者へ洗濯機の分解洗浄を依頼するときは、料金の安さだけで選ぶのではなく、クリーニングの内容にも着目しましょう。

まとめ

今回は、ドラム式洗濯機の分解洗浄について解説しました。
要点をまとめると、次のとおりです。

• 通常のクリーニングは手軽な反面、効果に限界があるが、分解洗浄であれば内部のカビやほこりも徹底的に除去できる。
• 洗濯機を分解洗浄すると、カビやほこりが除去でき、洗浄力や乾燥機能の回復が見込まれる。
• ドラム式洗濯機の分解洗浄にかかる費用相場は約2.5万円～4万円程度。

もし自宅で洗濯機をクリーニングしても、思うような効果が得られなかったら、機器の内部に汚れが潜んでいるかもしれません。
そんなときは、プロの業者による、徹底的な分解洗浄を検討してみましょう。

株式会社ハウスクリーンメンテナンスでは、ドラム式洗濯機を含む、洗濯機やエアコンの完全分解洗浄を承っております。特殊な機器でもフレキシブルに対応しますので、他社から断られた洗濯機でも、当社であれば洗浄できる可能性があります。洗濯機・エアコンの完全分解洗浄はぜひ当社へご相談ください。